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【外国為替市場概況】円が急騰、ドルは14カ月ぶり安値

 ニューヨーク(ダウ・ジョーンズ)16日の外国為替市場では、投資家がリスクの高い持ち高の解消や、円建てローンの返済を急いだことから荒い値動きとなり、円がドルに対して14カ月ぶりの高値をつけるなど大幅に上昇した。

 ドルは、2006年6月以来の最安値となる前日比4%安の112円01銭まで下げた。ユーロも急落し、昨年11月以来の最安値150円03銭をつけた。

 円などの低金利通貨を借りて英ポンドや米ドルなどの高金利通貨で運用するキャリー取引の解消が進んだことで、値動きが激しくなった。

 米国のサブプライムモーゲージ(信用力の低い個人向け住宅ローン)市場を超えて信用収縮に対する懸念が拡大するなか、米国債などの安全資産を求めて、多くの資産クラスや各国市場における高リスクの持ち高を解消する動きが出た。ドルは混乱期の安全通貨として、円以外の主要通貨に対して上昇した。

 世界的な信用市場の状況悪化や、米国株の一段安という悪材料に起因するアジアや欧州の株式市場の急落など、さまざまな要因からリスク回避姿勢が高まった。ダウ・ジョーンズ工業株価平均は一時、350ドル近く下げたが、約16ドル安まで回復して取引を終了した。

 米住宅金融最大手カントリーワイド・ファイナンシャルは、手元流動性を高めるため、総額115億ドルの信用枠を縮小すると発表した。アナリストからは、同社が当座の業務を継続できるか懸念する声もあがっている。

 さらに悪いことに、フィラデルフィア連銀が発表した米8月の製造業景況指数が予想を下回り、世界的な信用収縮が広範な景気減速を引き起こすとの懸念が再燃した。

 キャリー取引の解消が続くなか、信用懸念は高まり、株式相場が下落しているが、16日はそのペースが急激に加速した。

 このことは、キャリー取引の中心的役割を担った日本の個人投資家が、円が堅調に上昇していることを受けて、外貨建て投資を引き揚げ始めたことを示唆していると、BNPパリバの通貨ストラテジスト、ナオミ・フィンク氏は言う。

 しかし、ドルが円に対して数カ月ぶりの安値をつける一方、資産クラス全体でリスク志向が後退していることが、ドルを円以外の主要通貨に対して押し上げる一因となった。これは、投資家が中南米やアジア市場での不確実な持ち高を処分して、より安全な米国債に資金を振り向けているからだ。

 16日に最も下げたのは、この数カ月間、キャリー取引の恩恵を最も享受していたオーストラリア・ドルとニュージーランド・ドルだった。両国の政策金利はオーストラリアが6.50%、ニュージーランドが8.25%となっている。こうした高金利を背景に、政策金利がわずか0.50%にとどまっている円を借りてオーストラリア・ドルやニュージーランド・ドルで運用するキャリー取引は、収益性の高い投資となっていた。

 一方、米ドルに対して3カ月ぶりの安値をつけたカナダ・ドルが反発した。米ドルは、カナダの信用市場に問題が生じているとの報道を受け、1.0865カナダ・ドルまで上昇していた。しかし、カナダの資産担保コマーシャルペーパー(ABCP)市場の問題が収束に向かう可能性が出てきたことから、カナダ・ドルは北米市場での下落分をほとんど取り戻した。

日本経済新聞 - 2007年8月17日


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